空き家の外壁に描かれた Banksy の新作が取り壊されてしまう事態に
「Banksyの作品だとはわかりませんでした」
イギリス・ケント州のハーンベイにある空き家の外壁に描かれたBanksy(バンクシー)の新作アート “Morning is Broken(モーニング イズ ブロークン)”。Banksyは、自身の『Instagram(インスタグラム)』にて、そんな本作を含む建物の一部が取り壊されている様子を公開し、大きな話題を呼んでいる。
空き家であった築500年以上の建物の外壁に描かれたこの作品は、少年が、カーテンを連想させる2枚のトタンを開ける様子をモチーフとしており、側には猫のシルエットが描かれていた。Banksyは3月16日(現地時間)、その建物の一部がクレーンによって取り壊されているところを自身の『Instagram』に投稿。建物の正面に描かれた“Morning is Broken”は、見事に解体されてしまっていた。解体請負業者のGeorge Caudwell(ジョージ・コードウェル)は、「昨日から解体を始めました。地主は私たちが解体するのを見ていましたが、どちらもBanksyの作品だとはわかりませんでした」とコメントしている。