UNIQLO UT と Hypebeast が世界の“コミュニティ”に着目したコラボコレクションを発表

“UT HYPEBEAST COMMUNITY CENTER”と題した本コレクションでは、ショーン・ワザースプーンや「Actual Source」をはじめとする全4組が参加

ファッション
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UNIQLO(ユニクロ)〉のグラフィックTシャツブランド〈UT(ユーティー)〉と『Hypebeast』が世界のコミュニティに着目したコラボコレクション “UT HYPEBEAST COMMUNITY CENTER(ユーティー ハイプビースト コミュニティ センター)”を発表。
 
日本を代表するアーティスト 河村康輔がクリエイティブ・ディレクターを務める〈UT〉とのコラボコレクションでは、“Driving culture forward(カルチャーを前進させる)”を理念に掲げる『Hypebeast』が4組のコラボレーターを選定。個性を自由に表現できる“LifeWear”として、アート、音楽、映画、アニメなど世界中のポップカルチャーを発信してきた「UT」のプラットフォームの中で多種多様なカルチャーコミュニティの重要性を提示するような内容となっている。現代のカルチャーシーンを盛り上げるコミュニティ4組が参加したコレクションのラインナップは、コーチジャケットやロングTシャツを展開。それぞれのコミュニティを表現するビジュアルが、自由にデザインへと落とし込まれている。

本稿では“UT HYPEBEAST COMMUNITY CENTER”のキービジュアルとともに、2023年1月23日(月)に発売予定の各コラボレーターとのアイテムラインナップを先行初公開。また、本プロジェクトを手掛けた『Hypebeast Group』のグローバル・クリエイティブVP Kevin Wongへのメールインタビューもご紹介。コラボレーター4者の選定理由をはじめ、今回のコレクションテーマである“コミュニティ”が今のカルチャーシーンの発展の上で、どのような存在になっているかなどについて話を聞いてみた。


Sean Wotherspoon

Sean Wotherspoon(ショーン・ワザースプーン)はアメリカ出身、LA在住のデザイナー/アーティスト兼コレクター。数々の著名なブランドとのコラボレーションを行うと同時に、環境に配慮したプロジェクトを実行するデザイナーとして認知されている。アメリカ・バージニア州に『ROUND TWO(ラウンドツー)』という名のヴィンテージスニーカーストアを2013年に共同設立。複数の店舗を構えると共に、動画シリーズなども配信している。

Actual Source

Actual Source(アクチュアルソース)」はDavis NgarupeとJP Haynieの2人からなるデザインスタジオ。彼ら自身だけでなく、さまざまなコミュニティのコラボレーターと共に、本やコンセプト、アパレル、空間デザイン、現代アーティストやデザイナー、著者など大小問わず多様性に飛んだコラボレーションを発表。書籍の編集だけでなく、出版社や実店舗として限定販売の本や服、オブジェクトなども販売している。

FaZe Clan

FaZe Clan(フェーズ・クラン)はゲーミングとユースカルチャーを中心としたデジタルネイティブなライフスタイルとメディアプラットフォームであり、次世代のためのエンターテイメント集団。ネット界に精通したメンバーたちにより2010年に設立したFaZe Clanは、Z世代とミレニアム世代が、自身の世代のために結成し、現在ではさまざまな分野で活躍。およそ100人以上のインフルエンサーが“Faze”の名を持ち、その中にはコンテンツクリエイターやプロeスポーツプレイヤー、ワールドクラスのゲーマーだけでなく、ゲーム界を越える多彩なタレントを持った人物たちが活躍している。

Peaches

Peaches. One Universe(ピーチーズ ワン ユニバース)〉は次世代のストリートカー文化を象徴したブランド。2018年にアメリカ・ロサンゼルスと韓国・ソウルで設立された〈Peaches.One Universe〉は魅力的で人気の高いメディアコンテンツで人気を博し、『Peaches. D8NE.』という店舗を構えながらカルチャー的経験を発信している。


今回のコラボコレクションのテーマである“コミュニティ”ですが、現在のファッション/ストリートシーンの中でコミュニティはどのような存在/キーワードになっていると思いますか?

Kevin Wong:コミュニティが全てだと思っています。私たちは友達やパートナーなどのコミュニティによって、日々サポートを受けています。大量の生産物や数えきれない情報が飛び交う現代の日常だからこそ、友人やパートナー、コラボレーターなどのコミュニティのサポートによって私たちのヴィジョンや日常は謙虚に保たれているのです。

コミュニティという存在は、どのように既存のカルチャーを発展させていくと思いますか?

私はさまざまなコミュニティがカルチャーの現状を保持し、前身を促していると考えます。皆が同じ一つのコミュニティに属すれば良いと感じるかもしれませんが、カルチャーはそうはいきません。“趣味”や“スタイル”、“表現”などを囲む小さなコミュニティはそれぞれの独自性を持っています。私たちはこれらのような共通の興味を持つコミュニティを作り、カルチャーとクリエイティビティに進歩を与えてきました。

今回選定した4組のコミュニティの選定理由を教えてください。Kevin Wongの視点でのコミュニティそれぞれの特徴と本コレクションの中でHypebeastの読者に注目して欲しいポイントは?

この“UT HYPEBEAST COMMUNITY CENTER”コレクションは、はじめに、コミュニティセンターがさまざまなクラブやグループに別れ、多様な興味や趣味があるというコンセプトを全体的に考えました。私たちHypebeastのコミュニティは沢山のサブコミュニティがあり、それに近いものがあると感じます。そこで、私たちは近しい友人やコラボレーターたちを集め、ブッククラブ/リーディングクラブはActual Source、コレクターズクラブはSean Wotherspoon、コンピュータークラブはFaZe Clan、オートクラブはPeaches. One Universeのような概念的なクラブを作りました。

今回のコラボレーター4組の間で共通する点はありますか?

4組のコラボレーターたちは自身の分野で独自性のあるものを成し遂げており、さらにそこから関心を持ってより大きな物を作り出し、彼らのコミュニティの空間をクリエイトしているところだと考えます。

UTのクリエイティブ・ディレクター 河村康輔氏と今回のコラボレーションを通してどのような印象を受けましたか?

河村康輔さんはご自身であらゆるコミュニティに精通し、今回のコラボレーションに対しても深く理解されています。彼は我々のアイディアやデザインに対してとてもオープンで、今回のプロジェクトにおいて、とてもスムーズに仕事をすることができました。我々はUTとHypebeastがプラットフォームとしてさまざまなコミュニティをショーケースにできているところが共通点だと感じます。 


クリエイティブ・ディレクター 河村康輔氏率いるUTの動きに今後どのような期待を持っていますか?

UTはこれまで、広範囲なパートナーたちとコラボレーションを実施し、彼らをよく理解した上で、アートやデザインを世界中で身近な存在としてきました。河村さんがクリエイティブ・ディレクターに就任したことで、これからますます説得力のあるコレクションが世の中に発表されていくと感じています。 


“Driving culture forward”というHypebeastの理念の中、今回のUTとのコラボプロジェクトを通してどのような新たな前進、発見がありましたか?

今回のプロジェクトだけではなく、アーティストとの案件や、ブランドをフィーチャリングし彼らの物語をハイライトした上で、商品をコラボレーションする時でも、我々は常に“コミュニティ”というキーワードを肝に銘じています。Hypebeastにとってコミュニティは最も重要な要素であり、個人的にも意識しています。“Driving culture forward”はこれらのコミュニティを繋げることであり、今回のコラボレーションも同様でファッションからデザイン、カーカルチャーやゲームまで、世界中の異なるクリエイターのストーリーに光を当てることで新たな発見を見つけることができました。

最後に今回のUTコラボ発売を楽しみにしているHypebeast読者にメッセージをお願いします

私たちはUTのお客様とHypebeastのファンたちが今回のコレクションを楽しんでくれることを願っています。また、人々がこのコレクションにインスパイアされ、自身のコミュニティやクラブを作ってくれることを願っています。周りの人の好奇心にも火を付けてもらえるきっかけとなったら光栄です。

UT HYPEBEAST COMMUNITY CENTER
発売日:2023年1月23日(月)
展開:ロングスリーブTシャツ 各2,990円、コーチジャケット 各4,990円(共に税抜)
販売店舗:全国のユニクロ店舗およびオンラインストア
スペシャルサイト:https://www.uniqlo.com/jp/ja/spl/ut-graphic-tees/hypebeast/men

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