イーロン・マスクのせいで映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の違法アップロードが Twitter 上で多発
“Twitter Blue”の機能を悪用して映画全編を投稿するユーザーが続出
世界中で話題沸騰中のアニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の全編が、『Twitter』上に違法アップロードされる事態が多発していることが明らかになった。
「任天堂」の人気ゲームシリーズを映画化した本作は、4月30日(現地時間)の時点で世界興行収入が10億ドル(約1370億円)を突破する見通しとなり、また日本では4月28日の公開からわずか3日間で19億円を超えるなど、爆発的なヒットを記録している。そんな話題作の全編の違法アップロードが、ここ数日SNS上で多発しているという。『Twitter』の有料サブスクリプションサービス “Twitter Blue”には、高画質の動画を最大60分投稿できるという機能があり、この機能を悪用したユーザーが違法アップロードを行なっているようだ。
『The Verge』によると、このような事態が多発している主な原因はElon Musk(イーロン・マスク)にあるという。通常、著作権侵害行為といえる投稿はすぐに削除されるか、該当のアカウントは凍結されるが、彼が『Twitter』の「信頼と安全」部門の人員をほとんどを解雇してしまったため、このような違法アップロードへの対処が遅くなったとのこと。
また、違法アップロードを行っているユーザーは青い認証バッジ付きが多い。Elonは“Twitter Blue”の加入者限定で『Twitter』上に投稿できる動画の長さを60分まで延長したが、これによって長編映画の違法アップロードが容易になったことも一因として挙げられている。